エンジンストール
先月、車検を取得したばかりの320。
親から「時々、エンジンが止まるから見てほしい…」と相談があった。
ゴールデンウィークで親を家に呼ぶついでに車を見てみることに…
迎えの仮道、試乗するもエンストはしない。ほぼ毎日、車を使うので様子を見ていると「エンスト」…
症状的には、停止状態からアクセルを踏む瞬間にストール。エンジンを始動しなおす時も、すんなりかかる時とセルが回り続けてしまう時があった。後続車が居る状態で、信号待ちからのスタート時にストールするのは心臓に悪い。
車検の時、バッテリーが弱いと言われていたことを思い出し、バッテリーを変えてみるかと某大手カーメンテナンスショップへ…
すると①バッテリー交換で、エラーが出るかもしれない。②エラーをリセットすることが出来ないと、それでもいいなら交換します。とのこと…
だんだんと面倒な道へ進んで行く気配。
ネットでリセットツールを検索。3,000円程度のものから100,000円を越えるものまで…機能的には、安価なものは①サービスインターバル・インスペクションのリセットができるもの、次いで10,000円前後では、①に加え②故障履歴スキャン、故障履歴リセットの機能が追加。最も高額なものは、①、②に加えてキーコーディング(カーメモリー、キーメモリー)機能が追加される模様。
エンジンの調子も悪い状況なので、②クラスのリセットツールを購入することにした。購入したのは「Autel DiagLink」なる商品。PCと接続し、車種データをダウンロードすることで車との接続が可能な商品。加えて、追加で料金を支払うことで他の車種のデータもダウンロードすることが可能ということで選択。
診断+リセットツール購入

ゴールデンウィークというのに商品到着。
すったもんだの後、AutelサイトからBMWデータをPC経由でDiagLinkへダウンロード。
ワクワクしながら車のもとへ。OBDⅡコネクターの位置は、2年ほど前に2DINナビ取付で把握。運転席足元、フットレスト右上カバー内。
Fault Codes

接続すると車側より電源をもらう仕掛けで、初期化開始。BMWのモデルを選択し、データを吸い上げると…
出ました。
「DME: Signal, inlet-camshaft sensor (OBDⅡ…」吸気側カムシャフトセンサーに異常が検出されていました。
吸気側カムシャフトセンサー交換

吸気側のカムシャフトセンサーは、赤い丸印、銀色の筒状の部品の裏。
ネットでカムシャフトセンサーを購入と思ったら、出品者が近くであることが判明。
電話とメールで問い合わせ、無事に部品を直接購入することができました。
交換後…

工具が入りづらく、悪戦苦闘の末、1時間程度で交換終了。
エラーリセット後、状態を確認し…
「Engine-DME Motor Eletronics MS42 Pass」
無事にエラーが消えたことを確認して、試乗。
エンジンスタートの瞬間、以前よりほんの少しスタートが遅くなった?気がする以外、問題なし。
動作確認+点検

車検にて、パワステポンプからのオイル漏れ…を指摘されていたこともあり、エンジン回りを清掃。パワステの重さが気にかかりつつ、タイヤの空気圧もチェックする。
と…なんと規定値の半分…
車検の点検項目じゃないのだろうけれど…
コンプレッサーを持ち出して、規定値に。